「表参道」という街について思うこと
[雑記] 普段感じていることを思ったまま書きます。
私の会社は、表参道にあります。
そのため、誰かに「会社はどこにあるの?」などと聞かれるたび「表参道にある」と答えています。
だって、そう答えるしかないからね。
そうすると、必ずと言って良いほど「おしゃれ〜」というリアクションが返ってきます。
それはそうですよね。私だってそう答えます。大半の人がそうでしょう。
しかも、会社は青山の方なので、原宿側と比較するとオトナの落ち着いた雰囲気があります。
チャラチャラした感じがなくて、シンと静まった一本筋の通った街です。
まぎれもなく、日本で最もおしゃれな街の一つだと思います。
しかし、私は、今の会社に務めるまでは「表参道」という言葉の持つイメージだけで嫌いでした。
「気取りやがって」
「いけすかない街だな」
といった僻みの入った先入観に凝り固まっており、実物を見ようともせずに拒絶していました。
今は、というと、前ほどではないですが、やっぱり今もあまり好きではないです。
冒頭では褒めましたが、でも「気取りやがって」という感情は相変わらず持っています。
でも、尊敬の念もまた、同じく持っています。
この表参道という街、何がすごいかというと「徹底」されているんです。
何が徹底されているかというと「おしゃれであること」が徹底されています。
デザインや設計に統一感がある訳ではありません。
でも、「おしゃれでなくてはいけない」という意思はヒシヒシと伝わってきます。
その意思が、街の徹底されたおしゃれ感を生み出しているのでは、などと勝手に思っています。
私の以前の職場は恵比寿だったのですが、これがまた汚い街でして、ガッカリでした。
確かに、ガーデンプレイスの近辺は綺麗でおしゃれです。
しかし、ひとたびそこから離れると、どこにでもある小汚いコンクリート街でしかないのです。
もちろん、他の街に比べるとおしゃれな店の数自体は多いんですけどね。
恵比寿らしさが街のすみずみまで行き渡っているか?というと、そんなことはなく、
思い思いに好きな思想で好きな建物を建てています。
表参道は違います。造形はともかく思想が行き渡っています。
そこは尊敬すべきところだと感じています。
でも、好きじゃないです。
いけすかない、気取った街です。
職場じゃなければ絶対に近づかない街、でしょうね。
(・ω・)ノでは〜